攻撃する間もなく、胸部にじんわりとした痛みが広がってきた。

胸部を見てみるとナイフが突き刺さっていた。

「これは…毒…?」

立っていることもできず、その場に倒れこんだ。

やばい…意識が…朦朧する…。

そうか、これがこのゲームでの「死」か…。

「確かに、これは…行動不能だ…」

オニがゆっくり近づき、私の胸に刺さったナイフを引き抜いた。

これは難易度が高い…難しいよ…

次こそは…かつ…

私はそう思いながら意識を手放した。



--一日目死亡。合計死亡一回--