それでも、香奈はそれからちょくちょく彼の家へ遊びに行くようになった。 あまり言葉は交わさなかった。 彼はいつも熱心に玉を磨いていたし、香奈はなぜかその光景を見詰めているだけで、何時間たっても飽きる事はなかった。