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「…ん…っ!」

2人は、そのまま…律の家の自室に来ていた…

話をするだけ…の、つもりだった…が、1度、スイッチが入ると…止められなかった…


空白の時間を埋めるかのように…、何度も…口付けを交わし…、舌先を絡ませる…

律の手が、美結の着物の胸元に触れ…、その唇が首筋へと移った…

即座に、美結の身体が反応し…

「…っちょっ! 待って!
あたし、着物なんだけど…っ」

「ダメ…?」

そぅ…、寂しげに言う律の視線とぶつかった…

「…え? だって…、凄いことになるんだけど…」

「あ~、大丈夫っ! 俺、着付け出来るから…」

「…え? それは、どういう…」

理由を聞く間もなく…、帯を解かれようとしていた…

「母さんと姉ちゃんの着付け、手伝わされてたし…。凝ったのじゃなければ出来る…」

「ん~っ! でもぉ…っ」
《着物は、下着つけないから…、恥ずかしいのに~…っ!》

帯を、解かれ…紅い着物を脱がされ…、下着姿(着物用の下着)になった美結は、ベッドに押し倒され…

何度目かの、口付けを交わす…

律は、美結のやわらかな頬に触れ…

「会いたかった…」

その言葉に、美結は微笑んだ…

律の首筋に両手を、回し…、その耳元に…

「あたしも…、いつか…会えること、信じてた…」


身体を重ね、繋ぎ合わせた…

言葉を交わすことよりも、先に…お互いの存在を確かめ合っていた…



行為のあと。。

眠ってしまった美結…、その髪のをそっと撫でつける…

「……」
《まさか…、もぅ1度…逢えるとは思わなかった…》


そぅ、思いながら…、今まで感じていた…心の空虚感が解消されていくかのように感じられた…

「……っ」
《リアが、どうして…まだ、彼女とともにいるのか…?》

そぅ、思った瞬間…、その目の前に、蒼いドレスを身につけた彼女が現れ…

【律、教えてあげましょうか?】

その声に、さ程驚くことも無く…、律は視線を向ける…

【彼女が、私と同じ想いを味わったから…。
私が、この子を…護ることをえらんだ…それだけ…】

その言葉に…、あの別れ…で、傷ついたのは自分だけではなかった…ということを思い知った…

「…俺に、取り付くことも出来たはずなのに…。お前は、ホントに憐れな女だな…」

律の言葉に、リアはふふ…っと、笑い…

【言ったでしょ? 私は、貴方の生命を奪うつもりはないって…。
私を思い出して…、二度と踏み外さないように…歩んで欲しかった…それだけ…】

「そうか…」
《お前は、ずっと…俺のことを…愛してくれていたんだよな…っ?》

それだけ、言うと…リアは美結の中に消えていった…