「嫌いに…なった…?」


晴空の不安が伝わる言葉。

こんな事まで思わせてたのか。

彼氏失格だ。


「んなわけねぇだろ

今でもこれからも晴空だけしか愛せねぇよ

晴空が好き」


俺の言葉でまた泣いてしまった

晴空の頭を優しく撫でた。


「私も…っ…蒼空くんが1番大好き」


この言葉は俺の機嫌をすぐに良くさせるし

理性を吹っ飛ばす程の最高の言葉。

俺は晴空の唇と自分のを重ねた。


「っ…んっ…はぁ…」


水島に触れられた事

知らねぇクソじじいに触れられた事を考えたら

優しいキスなんて出来なかった。


「そ…蒼空っ……はぁ…」


何度も角度を変えて息苦しそうに

俺の服を握り締めて俺の名前を呼ぶ晴空。

愛おしい。

堪らなく愛おしくて。


「はぁっ…はぁはぁ…」


やっと唇を離して1度晴空の顔を見ると

息が乱れて目がトロンと今にでも溶けそうなエロい顔。


「その顔、俺を誘ってるようにしか見えねぇけど?」


「そ、それはっ……ん…」


少しだけ口角を上げ晴空が何か言おうとした瞬間

その言葉を塞ぐようにまたキスをした。


俺だけの事を考えて

もっと好きになって

触れていいのも

この顔を見るのも全部俺がいい。








晴空…世界一愛してる






ーENDー