俺の彼女に手出すんじゃねぇよ(番外編)

「宮本、俺言ったよな?

木村を泣かせるような事したら奪うって。

俺はまだあの時の言葉実行出来るけど

奪っていいって言う事でいいのか?」


チッ…

まじこいつ無理だわ。


「ふざけた事言ってんじゃねぇよてめぇ」


「怖い怖い。

分かったらさっさと行けよ」


「チッ…」


こいつに言われると余計腹立つけど

今回は俺が悪い。

何の罪も無い晴空を1度でも避けてしまったんだ。

そんな事しただけでも最低野郎だ。

俺は店長に用事があると言って上がらせて貰った。

急いで晴空の所へと向かう。




ハァハァ…


「晴空!」


家に帰って玄関を開けてすぐに晴空の名前を呼んだ。


「蒼空…くん…?」


寝室の床に座り込んでベッドに頭を乗せていた晴空。

目が真っ赤だし涙も流れてる。

はぁ…

本当、俺は何してんだか。

好きな女をここまでにして

俺は本当ダメだな。