俺の彼女に手出すんじゃねぇよ(番外編)

あぁも、めんどくせ。

この際聞いとくか。


「昨日、お前らがファミレスで

飯食ってるの見たんだよ」


それだけ言うと全てを察した水島。


「あー、そういう事ね。

晴空ちゃんから聞いてねぇの?」


聞く?

は?

何を?

眉間にシワを寄せて何を言ってるのか分からない

俺の顔を見てやれやれと言う顔をする水島。

その顔余計ムカつくから殴りたいんだけど。

そんな事は出来ねぇから気持ちを

少しでも落ち着かせる。


「昨日、晴空ちゃん知らないじじいから絡まれて

腕にアザが出来る程に強く掴まれたんだよ」


……は?

じじい…クソじじいが晴空にだと?


「それで俺が助けたけど全く反省はして無かっな。

腕についたアザは放置してると痛んで来るだろうと

思ったから手当てしたんだよ。

それでそのお礼に何かさせてくれって

晴空ちゃんが言ったんだ。

それでご飯を奢って貰ったの」


はぁ…

やっと水島の説明で把握した。

何やってんだか俺は

俺の勘違いで泣かせたとか最低じゃねぇかよ。