俺の彼女に手出すんじゃねぇよ(番外編)

「今日の朝、いつも通りにおはようって言ったの。

そしたら蒼空くんは「ん」だけで終わったの。

いつもなら「おはよう」って返してくれるのに…

それだけじゃなくて蒼空くんが不機嫌な理由が

もしかしたら私にあるのかなって思って聞こうとしたら

すぐに学校に行っちゃって…

だから、原因は私なんだろうけど…

何で蒼空くんがこうなってるのか…っ

分からないの…っ…」


半泣きになりながらも今朝の出来事を

美希達の前で話した。

私の話を聞いて美希と明くんは驚いていた。


「はぁ?なんでまた…」


「蒼空が晴空ちゃんを避けるなんて事

初めてだよ…ね」


明くんの言葉に頷く。


「蒼空くんに…

嫌われちゃったかな…?」


苦笑いをして2人に呟いた。


「いや、それは無いと思うよ」


「え…」


明くんが真剣な表情で即答した。


「どうしてそんな事分かるのよ」


私も思っていた事を美希が言った。


「見れば分かるよ。

だってあいつ晴空ちゃんに溺愛してるから。

晴空ちゃんは大事な人だと思う。だけど

大事だからこそ納得いかない事があって

不機嫌何じゃない?」