俺の彼女に手出すんじゃねぇよ(番外編)

蒼空くんが先に家を出てから

40分ぐらい経って私も家を出る。

はぁ…

朝から凄いどんより。

昨日までは極普通だったのに

どうしていきなり…

まさか、もう…好きじゃなくなったのかな?

嫌いに……なったのかな?

どんどんネガティブ思考になって行く私。

学校休んじゃいたいな…なんてね…

こんな自分勝手の理由で休んじゃダメだよね。

でも、足取りが重くて学校に近付くにつれ

蒼空くんの家での冷たい反応が

思い出される。



「おはよ!……晴空?

どうした?」


「晴空ちゃんどうしたの?」


いつも通りの時間に私は家を出たから

美希達とも校舎入口で会った。


「…っ…分からないの…」


「え、ちょっと、何泣いてるのよ!

ひとまずこっちに来て」


また涙が出てくる私の姿を見て

美希はあまり人通りが少ない

地下へ行くための階段に私と明くんを連れて来た。


「で?ポンコツと何があったの?」


ちょっと苛立ちもある美希。