俺の彼女に手出すんじゃねぇよ(番外編)

「え、これ全部私に持たせるんですか?」


霧島の後を着いて行き

職員室の隣にある会議室に入り

私の目の前には大量のプリントとノートがあった。


「そうだ、1度で運べとは言わないから

自分のクラスの分と2組の分持って行ってくれ」


なんで私なのよ!

自分で運んでよ!

しかもこれは男に頼む物でしょうが普通!

もう呆れて何も言えない。

しょうがない、運びますかね。


前に数学の授業の時に提出した授業ノートと

土日の課題で出されたプリントの返却する物を

2年両方のクラス分をまとめて

往復なんて面倒くさくてしたくないから

頑張って全部1度に持った。

流石に2年106人分のノートとプリントとなると

重いわね…。

落とさないようにゆっくりと歩いて教室へと向かう。


「美希ちゃん?何してんの?」


私が運んでいる時に偶然通りかかったバカ明が

話しかけてきた。


「霧島に前に提出した1組と2組両方のノートと

プリントを返しとけって言われて往復するのも

面倒くさいから1度にこうやって運んでるのよ」