【晴空 side】


「ん……」


ダブルサイズの青色のベッドで

左にはカーテンの隙間から日差しが差し込み

外からは小さくピヨピヨと鳴く鳥の鳴き声。

そして…

右には私の大好きな人。

宮本 蒼空くん。

あれから付き合って2年半が経ち

高校も卒業して私と蒼空くんは

今同棲をしてる。

鼻筋が高く切れ長の目に

薄いピンク色の唇。

同棲を始めてまだ間もないけど

この時間が好き。

彼の寝顔は無防備で可愛い顔。


「…ん

…晴空」


私の名前を呼びながら瞼をゆっくりと開ける。


「おはよう、蒼空くん」


抱き着きながら彼の名前を呼ぶ。


「ん、おはよ」


チュ…。


「…っ…もぅ…」


いきなりのキスに頬が赤くなる。

何回キスをしても

全然慣れない。

だって突然するんだもん。


「早く慣れろよ」


微笑みながら言う彼は額に優しくキスを落とす。