「明、ちょっと来て」
20分ぐらい待って2人が来たと途端に
私は明を呼び出し
屋上へと向かった。
「どうしたの?
そんな怖い顔して」
私は今でも凄いイライラしてる。
気持ちを落ち着かせて
口を開く。
「明、私達別れよ」
「え」
私の唐突の言葉に固まる明。
「なんで…突然」
動揺する明に私は泣かないように
必死に冷静になって明に背中を向けたまま
話を始める。
「私、聞いたのよ
昨日、明と一緒に居る女が裏門の近くで話してるの」
明は驚きしながらも私の話を聞く。
「女から付き合ってって言われてたでしょ?
それにも明は答えてたし…
だから…」
ダメ…
泣いちゃ…ダメ…
「だから…っ…
私はただの遊びなんでしょ?
だったら、早く別れた方がいいよね…?」
私は必死に冷静に話すように
明に気付かれないように彼の答えを待つ。


