「彼氏と喧嘩でもしたのー?」
ニヤニヤしながら私を見るお母さん。
「ニヤニヤしないで気持ち悪い
別にそんなんじゃないから」
「はぁ…そういう
ズバって言う所はお父さんに似てるんだから」
お母さんはそう言って呆れる。
ご飯を食べて自分の部屋に戻り
携帯の画面を開くと
着信が6件もあった。
4件は明で
2件が晴空。
明は無視して晴空に電話を掛け直した。
「もしもし」
ワンコールで私の電話に出た晴空。
どんだけ暇なのよって思いながら口を開く。
「繋がらないから心配したじゃん!
また1人で自主練してたの?」
少し怒ってる晴空。
「うん、さっき帰ってきた
晴空…
私明と別れる」
「……えぇぇっ!!」
「うるさ」
明と別れると言った瞬間
とてつもない大声で驚く晴空。
「な、なんで!?
明くんと何かあったの?」
晴空に明と女が話している所を
聞いて私はただの遊びだったって言う事を伝えた。


