俺の彼女に手出すんじゃねぇよ(番外編)

「もしかして、今日機嫌悪い?」


明は私の顔を伺う。


「別に」


いつもより素っ気ない態度の私。

今は話したくも顔も見たくない。

あの女が目に浮かんで余計にイライラするから。


「じゃ、バイバイ」


明にそれだけ言って弓道場の中へと入っていった。


パンッ


「なんなのよアイツは本当に!!」


パンッ


「ばかやろーー!!!」


パンッ


「きょ、今日の美希ちゃん

…凄いわね」


「う、うん…

いつもより凄い気が立ってるね…」


イライラを矢と一緒に的へぶつける。

意外にもこれがストレス解消になるよ。

部活で晴空の次に仲良くしてる

女2人が私の様子を見て

こんな事を言っていた。