最初は普通の男子よりは整ってる顔の双子。

って言う認識だった。

女達がワーキャー言って

うるさくてうんざりもしてた。


それから数ヶ月が経ち

私と明は晴空と明が連絡先を

交換してから知り合った。

そして、明は私とも連絡先を交換して

ちょくちょく電話をしたりした。


『昨日の体育祭の時さ、蒼空と美希ちゃんが

障害物競走した時あったじゃん?』


今日の学校での出来事などの話をしていた時

いきなり体育祭の話をしてきたバカ明。


「それが?」


『その時。晴空ちゃんが俺に、
蒼空が晴空ちゃんの代わりに、台風の目の次に障害物競走に2回連続出てたから。心配そうな顔で蒼空が大丈夫なのか聞いてきて

俺は大丈夫って答えたら

晴空ちゃんが、小さくほんの小さくだけど
愛おしそうな目で蒼空の名前を言ったんだよ』


ほんの小さくって、あんた地獄耳かよ


『それで、もしかして晴空ちゃんは蒼空の事

好きなんだって確信したんだけど

美希ちゃん知ってた?』


晴空が…ポンコツをね〜


「ううん、知らなかったわ」


初めて聞いたわそんなの。