明と両思いになって

1番喜んでくれたのは晴空だった。

反応的に前々から気付いてたって感じね。

宮本は相変わらず無表情でムカつくわ。


海で沢山遊んだ後

途中まで皆で一緒に帰って

その後は皆バラバラになった。


「蒼空、お前どうする?」


「もちろん晴空を送ってく

お前もだろ」



明の言葉で即答する宮本。


「当たり前だ」


宮本は晴空を送り

明は私を送るという謎の行動。

だって晴空と私の家近くだもん。

送ってっても意味無い…

なんて思ってたけど予想とは違った。




「美希、バスで帰ろ

どうせあいつら歩きだと思うから

美希と2人っきりになりたいのに

途中まで一緒とか俺が嫌だ」


私の考えを読んでいたのか

そんな事を言う明。

てか、言う事ストレート過ぎるのよあんたは。

もぅ…

本当バカ

明の言葉で顔が赤くなるのが自分でも分かった。


「…ダメ?」


明は甘えるような声で聞く。


「別に…

そこまで言うならバスでいいわよ」


「よしゃ!」


こんなので喜ぶ明の姿を見て

つい頬が緩んだ。