『くだらない話しだけど、聞いてくれるかい?』
おじさんはぼくのココロをみたみたいにいった。

 「いいですよ…。」

 ぼくがいうと、おじさんがゆっくりとはなしはじめた。

 『かわいい子だったんだ…。反抗期もなくて、…親思いの子だったんだ。』
 『小さいころは明るくてね、周りは困るくらいの元気な男の子だったよ。』

 『それが、中学生になると、おかしいくらいおとなしくなったんだ。』

 おじさんはそういうと、おおきくためいきをついた。