僕は急いで支度して、大学まで一気に駆け出した

吹き出す汗も、ガンガンな暑さも関係ない

一心不乱に凪を求めて探し回った

いた。見つけた。

中庭の木陰で涼んでる凪の姿があった

「凪!」

僕の声にピクリと肩を震わせて顔を向けた

「なに?」
「どうして?電話も出てくれないし、朝見たら嫌いってメールは入ってるし、、、」
「嫌いじゃない、、、」
「えっ?」
「大っ嫌いって言ったの」

一瞬だけでも期待した自分をグーパンチしてやりたくなった。

撃沈だ。

目の前でハッキリ言われたら、、、

いくら心臓に毛が生えた僕でも落ち込む。