やっぱり僕は凪が大好きだ。

にやけてふにゃふにゃになる顔は気持ち悪いだろう

でも、いいんだ。

僕は枕を抱きしめてベッドの上で悶え転がる

そこへノックもなしに入ってきた毒舌妹が、眉をひそめて毒を放つ。

「うわっ、キモッ。そんなん凪ちゃん見たら吐くね、絶対。」
「ノックくらいしろよー。光」
「そんなんどうでもいいよ。それよりさ、凪ちゃんいつ来るの?」
「また僕から凪をとろうとして!」
「ばっかじゃないの?妹にヤキモチとか本当うざっ。」

この可愛いげのない一つ下の妹。

実は凪と仲良かったりする。
凪が来ては自分の部屋に連れていき、色々と相談にのってもらってるんだとか。