知らない。

3人は、葉山 由奈のメイク道具を
ゴミ箱に捨てた。

「やっぱ、いらなーい」

「葉山が使ってたのなんて、きったなくて無理」

「ね、葉山さん!
今度さ、私たちにメイク道具買ってきてよ!」

仁宮 美月は、笑顔でそう言った。


「え、、、」

葉山 由奈は、困惑を見せた。


「はぁ?私たちに逆らう気?」

三道 亜美が、葉山 由奈の胸ぐらを掴んだ。


「う、、っ、」

「ほら~。亜美を怒らせない方がいいよ~」


「明日、買ってこいよな。」

三道 亜美が低い声で、そう言った。