「あ!外、見てください。晴れなのに、雪が降ってますよー」 総司が言うように、外は晴れているのに、ちらちらと雪が降っていた。 「風花、だな。」 「なんですか?風花って。」 キョトンとして、首を傾げる総司に、土方は答えた。 「晴れの日に、あーやって花びらみたいにちらちら降る雪のことをゆーんだよ。」 「やたら長く降るんだな。京の雪ってのは。」 「そうですね~」