私の専属王子は金髪君

などなど。


でも、予想外だったことが1つ。


私へ対する悪口や妬む声は
聞こえてこなかった。


「凛聞いてる!?
無視したならお詫びに
デートね!もう決めたから!
HR終わったら待ってろよ!!」


と、私がトリップしている間に
玲央は言うだけ言って
自分の教室へ戻ってしまった。


これはまた行くしかない感じ。


はぁと小さく息を漏らすと
タイミングよく菜月が
私の元へやってきた。


「ね、凛。
私の言ったとおりじゃん?」


得意げに満足そうに
顔を緩ませている。


「言った通りって何が…。」


「夏目玲央が凛に本気って事!」


そんな…


「まだ1日だよ?
さすがに遊び人でも
1日はもつんじゃないの?」