私の専属王子は金髪君

それから4人で下山して
それぞれ自分のクラスの列に戻った。


時間はまだお昼過ぎ。
この後の予定は
各自自分の荷物を片づけて
30分後からお勉強タイム。
バスで5分ほどの距離にある
遺跡へと行って
そこで歴史を学ぶのだ。


親睦会と言っても
やっぱり学校の行事。
楽しいだけじゃ
終わらせてくれないみたい。




「は~。
登山の後に勉強か…。
しかもレポート提出って…。」


部屋で残りの休憩時間を過ごしている私達。
菜月はベットにゴロンと転がって
項垂れている。


「だね…。
でも、その後はキャンプファイヤーだよ!」


菜月を励ましつつ
自分にも気合を入れるために
明るい話題を振った。