後日、私はいつからこの事に気付いていたのか

皆に聞いた。

そしたら、水島くん以外の3人は

私が画鋲を仕掛けられた時から私の分かりやすい

挙動不審の態度で何かを察していたと言う。

あまりにも私が誤魔化すからずっと陰で見ていたと。


たまに美希と明くんにあの告白の場面を

弄られる私と蒼空くん。

それがきっかけで蒼空くんと美希の毒舌の

言い争いも始まっちゃうんだけど…。

あの時、蒼空くんも私の事を好きだと

言ってくれて私達はやっと両思いになれて晴れて

付き合う事になったのだ!


私は蒼空くんに告白された当日。

家に帰って1人でずっとニヤニヤしながら喜んでいて

夜も眠れなかった。

こんな事言ったら絶対「きも」って

美希に言われるから言わないけど…。


でも、凄く嬉しかった。

蒼空くんと話しているうちにどんどん

好きな気持ちは増していくばかりだったから

もしあのまま離れちゃってたら

多分私はずっと泣いていたかもしれない。

蒼空くんの気持ちも知れて

私は本当に幸せ。