「あのね、2週間前ぐらいなんだけど

私西校舎のある倉庫に長谷川さん達に呼ばれたから

ついって行ったの。

そこで長谷川さんに言われたのが

一切蒼空くんと離さないでって言われたの。

別に話してもいいけど話したら罰があるって言われて

でも私は罰があっても

蒼空くんと話したいって思ったの。


私ね、蒼空くんが好きなの。


蒼空くんが好きだから話さないのは辛い。

せっかく仲良くなって来たのに

話さなくなって距離が離れるのは

嫌だった。だから耐えてみせるって思った翌日から

長谷川さんからの罰があって

机には画鋲とか、今日みたいに体操着やシューズが

無くなってたりしたの。

でも…

…っ…

…でっ…も…

1番ショックだったのが…

下駄箱に…っ…ネズミとか…

虫の死骸がっ……あって…

放課後に…っ片付けたけど…

片付けた後に上履きの中に1枚の紙が入ってて

そこには…

"罰は続く。あんたを地獄に落とす"

って書かれてあったの……。

だからっ……今も…っ…

凄く怖くてっ……!!」


私の話を真剣に聞いてくれてた水島くんが

泣いてた私をいきなり抱き締めてきた。