【晴空 side】

放課後になり

美希は部活をサボって私の家に居る。


「な、なんか、ごめんね?

私のせいで…」


美希にこんな事をさせてまで

私の話を聞いてもらう事が申し訳なかった。


「別にこんなの当たり前でしょ?

晴空は私の親友なんだから」


美希の言葉に泣きそうになった。


「さ!何故晴空がこんな状況になってるのか

全て詳しく、聞かせてもらおうじゃない!」


美希に体育祭から蒼空くんへのドキドキがあったり

蒼空くんの笑ってる姿を見てるだけで

自分の心もなんだか嬉しくなったりして

でも文化祭での長谷川さんの"蒼空くんが好きなの"

あの言葉で胸が苦しくなったり

つい泣きそうになって

蒼空くんと長谷川さんが付き合っちゃった時の事を

考えたら余計に苦しくて夜も眠れずに居た事を全て

自分の気持ちも全て詳しく話した。


「んー、晴空。多分それは…

晴空が宮本の事が好きなんだからじゃない?」


「え…」


私が…蒼空くんを、、好き?


「だって、宮本と居る時はドキドキしたり

笑ってるだけで嬉しい気持ちになったり

長谷川が宮本の事を好きって

聞かされて胸が苦しくなるんでしょ?

苦しくなるのはそれは長谷川への嫉妬。

嫉妬するぐらい晴空は宮本の事が好きなんだよ」