「晴空ちゃんって最近蒼空くんと仲良しなんだね」


「え…？」


いきなりの長谷川さんの言葉に戸惑う私。


「あ、別に深い意味とか無いよ？けど羨ましいなーと思って。
ここだけの話、私ね1年の頃から蒼空くんが好きなの」


長谷川さんのその言葉を聞いて

胸が急に締め付けられるみたいに苦しくなった。


「あ、そ、そうなんだ…」


戸惑いながらも長谷川さんの話を聞く私。


「ほら、蒼空くんって冷たくて毒舌じゃん？でも私そういう所も好きなの。ずっと1年の時から見て来たから…。

あ！晴空ちゃん！私に協力してくれない？」


「え、きょ、協…力？」


「そ！私と蒼空くんが付き合えるように、協力して欲しいの！」


その言葉を聞いて私の胸はもっと苦しくなった。


私はつい…。

「い、いいよ！出来る事なら、な、何でもするね！」


こう、笑顔で応えてしまった。


「本当に！？やった！晴空ちゃんありがと！私頑張るね！！」


"蒼空くんが好きなの"


長谷川さんのこの言葉がずっと、頭に残ってて何故かずっと胸が苦しい。

あんなに可愛くて、フレンドリーで明るい長谷川さんなら蒼空くんの隣でも似合わないわけがないもんね…。