最近の蒼空くんは少し変わった。
5人で行動するようになった時から完全に無表情だった蒼空くんがたまに笑うようになった。
そんな笑う蒼空くんの顔を見てると、私まで頬の筋肉が緩む。
「つか、今日神奈崎と今日一緒じゃないのか?」
私の隣にはいつも美希が居るから私が1人で、ましてや文化祭に限って1人でいる私を不思議そうに見る蒼空くん。
「あ、今日クラスの子が来れなくなっちゃって、それでその子の代わりに美希が今出てるの」
「ふーん」と言った蒼空くん。
少しだけ沈黙が流れたけどすぐに破ったのは、またしても蒼空くん。
「じゃ、俺と一緒に回るか?」
「えっ…?」
まさかの予想してなかった言葉が彼の口から出て。
これは…夢なの?
そう思ってしまう私は少し固まる。
「おい、チビ?回るのか回らないのか?」
「あ、はい!ま、回ります!」
蒼空くんの問い掛けで現実に戻った私は、即答で応えたら蒼空くんがまた少しだけ笑った。
蒼空くんにリードして貰いながら売店を回ったり、私の大好きなメロンパンまで奢ってくれた。
「メロンパンありがと!」
「別に、美味いか?」
「うん!」
「一口頂戴」
「う、うん!」
そう言う彼は口を開けて動かない。
5人で行動するようになった時から完全に無表情だった蒼空くんがたまに笑うようになった。
そんな笑う蒼空くんの顔を見てると、私まで頬の筋肉が緩む。
「つか、今日神奈崎と今日一緒じゃないのか?」
私の隣にはいつも美希が居るから私が1人で、ましてや文化祭に限って1人でいる私を不思議そうに見る蒼空くん。
「あ、今日クラスの子が来れなくなっちゃって、それでその子の代わりに美希が今出てるの」
「ふーん」と言った蒼空くん。
少しだけ沈黙が流れたけどすぐに破ったのは、またしても蒼空くん。
「じゃ、俺と一緒に回るか?」
「えっ…?」
まさかの予想してなかった言葉が彼の口から出て。
これは…夢なの?
そう思ってしまう私は少し固まる。
「おい、チビ?回るのか回らないのか?」
「あ、はい!ま、回ります!」
蒼空くんの問い掛けで現実に戻った私は、即答で応えたら蒼空くんがまた少しだけ笑った。
蒼空くんにリードして貰いながら売店を回ったり、私の大好きなメロンパンまで奢ってくれた。
「メロンパンありがと!」
「別に、美味いか?」
「うん!」
「一口頂戴」
「う、うん!」
そう言う彼は口を開けて動かない。


