俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

感謝の言葉と同時に笑顔で言うと

宮本くんはそっぽ向いて書きものをしながら

安静に少しでも早く治せるように

家でもお風呂に浸かる時の注意など

色々と教えてくれて忘れないようにそのメモまで貰った。


「宮本くんって美希と同じで毒舌だけど

優しい部分あるよね」


「はぁ?バカじゃねぇの」


「だ、だって!

ナンパから助けてくれたのは

結局宮本くんだったじゃん!

明くんから聞いたもん!」


思わず明くんから聞いた事を口に出した。


「チッ……アイツ…殺す」


なんという物騒な発言…。


「助けてくれた人が分かったら…

言おうと思ってたんだけどね。

あ、あの時は助けてくれてありがとう宮本くん!」


私がやっとの思いで本日3回目のお

礼の言葉を言うと

宮本くんは


「うるさい、チビがでしゃばんな鼓膜破ける」


なんて言いながらベットのカーテンを閉めて

ベットから私の足だけが見えているという

パッと見ホラーのような状況になった。


「ちょっ、ちょっとこれじゃ何も見えないよ!」


「うるせ、何も見なくていい黙ってろ」


そう言った彼の頬にはほんのりと

紅く染まったのを私は知らなかった。