俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

立ち上がろうと足に力を入れた瞬間

猛烈な痛みに襲われて倒れかけた時明くんが

丁度よく支えてくれた。


「俺が保健室連れていきます」


「あぁ、頼んだ」

フワッと脚が浮いて明くんに抱きかかえられると

女子達の目の目線が少し痛かった。


「ごめんね…明くん」


「どうって事ねぇって、気にすんな!」


お姫様抱っこで抱えられながら保健室に向かう。


「は!?不在中?」


保健室に着いたけどタイミング悪く

保険の水川先生が居ないらしく

不在中と書かれた札がドアにかけられていた。


「あ、蒼空に頼めば」


宮本くん…?

明くんの口から宮本くんの名前が出て

何の事なのか全く分からない私は頭が混乱すると

同時に痛みも少しずつ強くなっていく。


「蒼空、お前おせーよ」


明くんの声と共にいつの間にか

保健室に来てた宮本くん。


「うるせ、呼ばれるのが遅かったんだよ」


そう言うと宮本くんは手に持っていた鍵で

保健室を開けた。


え、宮本くんって、

え?、どうなってるの?

鍵なんて先生しか普段持たないはずなのに

なんで宮本くんが?

更に頭が混乱してくる。


「そこに座らせろ」