俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

私と美希は各競技の練習場へ向かうため

西校舎に着いた時に分かれた。


「お、晴空ちゃーん!」


相変わらず女の子達に囲まれながらも

私の名前を呼ぶ明くん。

明くんが呼んだら他の女の子達が少し痛い目で

見つめてくる。

これは…流石にキツイ…。


「今日と明日頑張ろう!

晴空ちゃん!」


「うん…!

頑張ろうね!」


4人1組で一緒に走ってリレーをするこの競技。

外側の人は大きく回らないといけないから大変。

その大変な所に私が配置されている。

頑張って転けないようにしてるけど

何度か転けそうになる。

そう考えてるうちに私達の出番になった。

明くんはクラスが違うから隣の2組にいるけど

明くんのとこも私達と同じぐらいのペースで

出番が回ってきた。

棒を渡された私達はすぐに走った。

1周目…2週目…と回って次はラストの3週目の時。

ツルッ

嘘っ!!

バタン

っ…!

痛っい…。

何度も転けないように頑張ったのに

最後の最後でまさかの転倒。

起き上がろうとしたけど足首が

異常に痛くてジンジンする。


「晴空ちゃん!!」


私が転倒したと同時に駆け寄ってくる明くん。

先生や他の子も心配して掛けよって来た。


「木村!大丈夫か?立てるか?」


「だ、大丈夫です…っ!」