「お父さん、それ…本当?」


「嘘言ってどうする。

まさか総司の息子さんが

晴空と付き合ってるなんて縁だな!

ハハハハ!」


いや、お父さん笑ってるけど私達にとっては

もう驚きを越してるんですけど…。


「まさか…

俺らの親父が晴空のお父さんと親友だったなんて…

これまたビックニュース」


明くんの一言につい頷く私と蒼空くん。

一時驚きがずっと続いていたけど

蒼空くんにまだ誕生日プレゼントを渡すのを

忘れていたから急に思い出して

蒼空くんにプレゼントを渡す。


「蒼空くん、はいこれ!」


蒼空くんへの誕生日プレゼントはブレスレットと

シンプルな青色のジャケットを渡した。

蒼空くんは洋服を見た途端に目を見開いて驚いた。


「俺の好きなブランドの物とか言ったっけ?」


と言われて服のサイズは以前に

明くんに教えてもらったから間違える事は無く

私と美希が知らずに蒼空くんに似合いそうだなと思って

買った洋服がまさかの蒼空くんの

好きなブランドの洋服だった事が分かって

凄く喜んでもらえて私も嬉しかった。

こうして、私達はまたビックニュースを聞かされて

お母さん達も加わって誕生日会を

充実した一日となった。