「あ、この楓ちゃん以外は皆同級生なの!

それから、私の隣に居るのが…

「初めまして、宮本 蒼空と言います。

今晴空さんとお付き合いをさせて頂いてます。

ご挨拶が遅れ、申し訳ございません」」


私が蒼空くんの事を紹介しようとしたら

自分から先に挨拶をした。

毒舌でいつもバカバカ言ってる

蒼空くんからは想像出来ない程の礼儀正しさ。


「あら〜!イケメンね!

しかも娘と同じ名前だなんて運命かしら?ふふ」


嬉しそうに言うお母さん。

娘が言うのも何だけど、ふふとかてへとか言って

許されるの、お母さんが美人だからよ。


「そして、俺が蒼空の双子の兄の明と言います」


明くんが自己紹介をした途端お父さんが驚いた。


「宮本で双子の息子って

どこかで聞いた事があったんだけど…

もしかして君達の親御さん…

宮本総合病院の経営者だったりするかね?」


なぜかお父さんが蒼空くん達の両親が経営してる

病院を聞いてきた。


「はい、そうです」


「やっぱり…!

私はね君達のお父さんの親友なんだよ」


「「「え」」」


お父さんが微笑みながら

驚きの発言に固まる私と蒼空くんと明くん。