私達は今、美希は私に

私は蒼空くんに

誕生日プレゼントを買いに来た。

蒼空くんには何が良いのかな?

やっぱりシンプルな洋服?

それとも本?

でも洋服のサイズ分からないし

どんな本を読むのかも分からない…。

まぁ本人に聞けばいいんだろうけど勘が鋭いから

聞くにも聞けないんだもん!!

だから私1人では選べないから

美希に頼んで今日付き合ってもらってる。


「何がいいかな〜?蒼空くん」


「そういえばあんた達って

ペアのものとか無いの?」


「ペア?」


「ペアルックとかペアリング

ペアネックレスとか色々」


そう言われて見れば無いかも…。

私は蒼空くんにただネックレスを貰っただけで

蒼空くんには何もない。


「それいいかも!」


美希の提案にのった私。


「晴空!これ可愛いじゃん!」


ガラスのショーケースの中に入ってる物に

指をさして言う美希。


「うわぁ!可愛い!」


そこにはガラスで作られたカップルの熊の置き物。

でも流石に置き物は…

どうせなら身に付ける物がいいよね。

ガラスなんて落とした時怖いし。