なかなか海に行こうとせずに私をみる蒼空くん。

どうしたのかと思って声をかけた。


「蒼空くんどうしたの?海入らないの?」


と蒼空くんに近づく。


ていうかそ、そんなに見たら恥ずかしいんですけど蒼空くん。


「はぁ…」


え!?

私の水着姿をみて私の肩に手を置いて

ため息をした蒼空くん。


「え、水着、変?」


「ちげぇし、バカじゃねぇの……可愛過ぎて

その姿あいつらに見られたからちょっと嫌だっただけ」


と少し拗ねながら言う蒼空くん。

キュン…

蒼空くんの嫉妬に心臓の音が高鳴った。


「そ、蒼空くんも…か、カッコイイよ」


思わず顔が赤くなるような墓穴を掘る

発言をしてしまった私。

な、何言ってんだか私は!!

蒼空くんの顔を見ると顔が赤くなってて、片手で手を隠していた。


「んな事、いきなり言うなしバカ」


か、可愛い…

照れてる蒼空くんが可愛い!!

不覚にも写真撮りたいと思ってしまった。


「その照れた蒼空くん撮らせて!」


と言ったら思いっきり大きな手で視界が見えなくなった。