「瑞希ちゃん

久しぶりに楓ちゃんに会った時

綺麗過ぎて惚れるかと思ったよ。なんてね。

でも今俺ね、好きな人がいるんだ。

いつかその人に告ろうと思ってるから応援してね」


明くんの言葉に私と蒼空くんが驚く。

多分だけど、明くんの好きな人って…

美希の事かな?

2人に続いて私も瑞希さんに一言。


「瑞希さん。

私は最初、ナンパから助けてくれた蒼空くんを見て

"何なんだ、この毒舌男は"

と思ってその人が蒼空くんだと知った時

驚いたんですけど、話を聞く限り

瑞希さんだったら叩いてるんだろうなーって

想像付きます。瑞希さん、私も今幸せです。

初めての彼氏を私は大切にします」


一言にしては長がったけど私が瑞希さんへ

話してる時途中途中蒼空くんは何か

突っ込んでたけど最後らへんでは照れてた様子だった。


「瑞希さんに、きっと届いてるよね」


と私が2人に言った。


「うん、絶対届いてるよ。

多分笑ってるんじゃないかな」


「あぁ、届いてるさ」


3人で決意した思いを伝え

笑いあった。