俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

そっか…俺は田端が好きなのか。

これからも俺に話しかけていいのは

あいつだけでいい。




ある日の放課後。


「田端」


いきなり俺が珍しく名前を呼んだから

どこか驚きを隠せない田端。


「え、な、なに」


「俺……瑞希の事が好き」


「え…」


俺の突然の告白に戸惑う瑞希。

この時に初めて下の名前で呼んだ。


「べ、別に今返事が欲しいってわけじゃ…

「私も…」」


「え?」


別に今返事が欲しいってわけじゃねぇからって

言おうとしたら瑞希も何か言ってきた。


「私も…蒼空が好き、です」


顔を真っ赤にして恥ずかしそうに言う瑞希。

やべぇ…可愛い…。

俺はあまりの可愛さにその場でキスをした。


「んっ…!!」


瑞希が胸を叩いてようやく離れた。


「い、いきなり過ぎるよ!」


「わり、あまりにも可愛いかったから」


そう言うとまたしても赤くなる瑞希。


「フハッ、顔赤過ぎ」


笑いながら言うと瑞希は怒ったようにして


「だ、だって!!これはっ…」


まじで、可愛い過ぎだってお前。

瑞希が反発してる途中で俺は瑞希を抱き締めた。

そうすると瑞希も俺の事を抱き締め返した。