俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

そんな俺の姿を見て隣でニヤニヤしてる

気持ち悪い男の顔を見てすぐにまた真顔に戻る俺。


「なんだよ、ニヤニヤ気持ち悪い」


「べっつに〜」


「あっそ。つかいつまでも飛び跳ねてんじゃねーよ

ブス。床が壊れる」


「はぁ?女の子に向かってブスとか失礼ね!

そんな性格してるあんたがブスよ!」


なんて言って俺と田端の言い合いがまた始まった。

田端が帰った後明が変な事を言い出した。

その後は田端も帰って

俺と明は2人で晩飯を食っていた。


「蒼空さ、正直言って瑞希ちゃんの事

好きなんじゃねぇの?」


その瞬間お茶を飲んでた俺は吹き出してしまった。


「は、はぁ??何バカな事…」


「図星かよ。まぁ瑞希ちゃんは

お前を変えた初めての女だもんな!」


まじそのニヤニヤ顔どうにかしてくんね?

気持ち悪い。


「何も言ってねーしニヤニヤすんなバカ野郎」


明にそう言うも、当たってるかもしれない。

あいつの喜ぶ姿や怒った姿や喜怒哀楽激しいけど

そんな姿にどこか惹かれていた。

あいつが他の男と話してるのを見るだけで

腹立つのはもしかしたら嫉妬していたからかもしれない。