彼女の私に取ってはあまり良い気にはならないけど…。

蒼空くんがメガネを外して更にカッコよく

なってるから私の嫉妬もその度に出てくる。


「ねぇ、明くん。蒼空くんってコンタクトにしたの?」


水島くんと話してた斜め前の席の明くんに聞いた。


「コンタクトというより

そもそも蒼空の視力両目ともAだから

元の蒼空の姿に戻ったって感じだね」


え……

視力A…?

元の姿??

明くんの言ってる事がまだ理解出来ずにいる私。


「え、目が悪いからメガネ掛けてたんじゃないの…?」


「あー、あの眼鏡はただの伊達メガネ。

あれ?晴空ちゃん知らなかったっけ?」


伊達メガネ!?

いや、知らないも何も伊達メガネなんて

気付くはずないじゃん!!


「美希ちゃんも水島も岡西だって知ってたから

晴空ちゃんもとっくに知ってるのかと思ってたけど…」


え、えっ?

い、いつから皆知ってたの!?

なんで私だけ!?!?

もぅ、意味分からなさすぎて頭がクラクラしてくる。

でも、なんで伊達メガネなんて…


「どうして今まで伊達メガネを掛けてたの?」


私の質問に一瞬だけ顔が曇ったけど

すぐに微笑んだ明くん。


「それは……俺の口からは言えないから

もし聞きたいなら蒼空から聞いてみて」


そうなると余計気になっちゃうんだけど…。