月日が経ち
桜も満開に咲って私達は
高校生活最後の年を迎える事になった。
え……。
嫌、
嫌だぁぁぁぁー!!!!
「……」
「晴空ちゃん大丈夫!俺が居るから!」
「俺も俺も!」
「明と水島と一緒とか最悪なんだけど」
「晴空!休み時間すぐに駆けつけるからね!」
「晴空ちゃん俺も居るからな!」
「あんたは私と宮本と一緒でしょうが」
半泣きで無言状態になる私を慰める皆。
3年生になって最後のクラス替えで
ワクワクしてたのに、
そんな…
そんなの酷いよぉ…。
1組の教室には蒼空くんと美希と岡西くんが一緒で、2組の教室には私と明くんと水島くんが一緒になっていた。
相変わらず蒼空くんと明くんは別々に分かれた。
私と蒼空くんもクラスが分かれちゃって
しかも頼りの美希とも分かれちゃって
朝から気分が凄く下がる私。
「長谷川とまじで変わって欲しいわ」
そう言う蒼空くんの言葉に私達は顔を見合わせた。
長谷川さんも私達と同じ2組になった。
あの時から長谷川さんとは全く話してもない。
だから少し気まずい時があって
正直今年は一緒にはなりたくなかったなと思った。