「大丈夫、今はしねぇから。

でも本当に耐えられなくなった時は覚悟しとけよ」


大胆発言にまたさらに赤くなるし鼓動も速くなる。


「でも、今はこれで我慢する」


そう言って、またキスをしてきた蒼空くん。

なんか、今日の蒼空くんは…

なんというか…

甘い…?


「蒼空…く…っん…

…んっ!!」


蒼空くんの名前を呼ぶと

キスをしながら倒してきた。

頭を手で支えてくれてたから

ぶつける事は無かったけど…


ま、待って…

この体制結構やばいよね!?

さっき今はしないって言ったばかりに…


「んっ…はぁ…蒼空くん…っ…」


「お前その顔エロ過ぎ」


大人のキスに目がトロンとなる。

唇が離れてキスが終えたと思ったら

次は耳を噛んだり、舐めたりしてきた。


「やっ……くすぐったい…っ…」


不敵な笑みを浮かべて今度こそは離れたと思ったら

次は抱き締められた。

何かガサゴソしてる…?と思ったら

一瞬だけ首に冷たい物が当たった。


「これ、初記念日のプレゼント」


「え…」


そう言って首元に付けられた物を触って見ると

シンプルにもハートだけで

蒼空くんが選びそうなネックレスだった。


記念日…覚えててくれたんだ…。


「ありがとう、蒼空くん!」


そう言うと蒼空くんの頬が少し赤くなったのが分かった。