俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

その後も頬にキスを落としてきたりと

やりたい放題の蒼空くん。

ガチャ


「たっだいまー」


「お邪魔しまーす」


「広っ!でか!」


やっと明くんと美希達が来た。

まだ顔の熱が下がらない私の顔を見て

また笑う蒼空くん。


「バカ…」


「バカにバカなんて言われたくないね」


彼に聞こえないように小さい声で

言ったつもりなのに普通に聞こえてるって

地獄耳ですか貴方は…。

なんて心の声で突っ込んでたら明くん達が

部屋に入ってきた。


「あ、木村先に来てたのか

…って事はお前ら…まさか!!」


水島くんの一言で何かを察する皆。


「ち、違うよ!よ、予習してただけだもん!」


私が戸惑いながらも否定したけど

それが逆効果だったらしく…


「ふーん、やっぱ何かしたのね〜」


と美希が言うから数分前に起きた事を

思い出したらまた顔が赤くなった。


「晴空ちゃん分かりやす!」


私の反応を見て面白がる皆。

も、もう!

蒼空くんが余計な事するから!

その当の本人はと言うと…

意地悪な笑みを浮かべていた。


私はこの時思った。

蒼空くんと2人になる時は気を付けようと。