俺の彼女に手出すんじゃねぇよ



…チュ

っ…!!

「ちょっ…!」

また不意をつかれ、蒼空くんがキスをしてきた。


「お前が可愛いのが悪い」


「何、それ……ひゃっ!!」


ちょっ……


「んっ…蒼空っくん……ダッメ…」


抱き締めてきたと思いきや

耳を軽く噛んだり舐めてきたりする蒼空くん。


「もしかして、弱い?」


蒼空くんは良い事を知ったというように

ニヤッと口角をあげる。


「もう!蒼空くんってば!!」


顔を赤くしながら蒼空くんに怒る。


「大丈夫、あいつらはまだ来ねぇよ」


「そういう事じゃ……」


また蒼空くんから抱き締められ

何回抱き締められればいいのだろうか…。


「今はこれぐらいにしねぇとな。

可愛すぎてガチで制御効かなくなる」


もぅ…

予習はどこ行ったのよ。


「予習は?」


「嘘に決まってるだろ

あいつらに教えるとか勘弁。

お前と2人の時間を作りたかっただけだ」


あぁ……。

昨日の蒼空くんを褒めた

私の気持ちを返して欲しい…。