俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

という訳で

1組と2組だけいきなりのテスト予告をされて

美希と明くんと水島くんは帰り道で叫んだり

愚痴を言ったりしてる。


「お前らカップルは2人して頭良いから余裕で合格だろ」


水島くんが羨ましそうに私達を見る。


「それはっ…!」


「俺らだって勉強ぐらいしねぇと必ず

回避出来るとは限らねぇよ。

アホかお前」


蒼空くんの言葉に何回も頷く。

蒼空くんの言う通り

水島くんみたいに頭良いから余裕で

合格出来るなんて言って

勉強して予習しなかったら

冬休みに補習なんて事も有り得る。


「あ、じゃあさ!明日から冬休みに入る前の

最後の土日に皆で勉強しよーぜ」


「バカ明にしては良い提案かも」


「バカは余計だわ!」


明くんの提案で明日から2日間朝から夕方まで

蒼空くん達の家で勉強する事になり

この日は美希が私の家に来てお泊まりをして

蒼空くん達の家に一緒に行く事になった。


「どうしよ、もし冬休み補習とかなったら

ただでさえ部活もあるのに面倒臭いんだけど」


私が作った料理を食べながら言う美希。