俺の彼女に手出すんじゃねぇよ

午後の授業も終わり、放課後。

やっと帰れる〜!

って私今日日直だった…。


「じゃ、私部活に行ってくるけど

帰り道気を付けなさいよ?

何かあったら私に連絡!

いいわね?」


「はーい!頑張ってね!」


意外と心配性の美希は何回もこの言葉を確認して

10回ぐらい確認した後に部活にようやく行った。


さてと…

日直の仕事終わらせちゃいますか。

日直ノートには

今日あった出来事

時間割

クラスに問題などは無かったかなどを書き

担任の"はっしー"こと橋爪先生に

日直ノートを渡しに職員室へと向かう。

橋爪先生は皆にはっしーと呼ばれていて

小柄で美人の先生。

普段は優しくて好評だけど

怒る時は本当に姿からは想像もつかないぐらい

怖いと噂されている。

今年初めてはっしーが担任を受け持つ教室になったけど

未だにはっしーが怒ってる所は見たことが無い。


ーコンコンッ


「失礼します。

橋爪先生に日直ノートを渡しに来ました」


私の声でデスクからひょいと顔を出して

私の元へと来るはっしー。


「あら、木村さんお疲れ様!

あれ?宮本くんは?」


ん?宮本くん…?

はっしーの口から出た宮本くんの名前。



はっ!!