「美緒、起きろ美緒」

「んぇ…?」

「もう授業終わったぞ」

「あ、やばい… 蓮あとでノート見せて…?」


起きたばっかりでまだ潤んだ目のまま蓮に頼んだ。


「お、おう…」


蓮、また顔赤いけど体調大丈夫なのかな?

熱があるならちゃんと美緒に言うんだぞっ!


─キーンコーンカーンコーン


あっという間にお昼休み。

舞のもとへお弁当箱をもって駆ける。


「舞、一緒に食べよ!」

「ねえ美緒。先生のところで一緒に食べない?」

「それグットアイディア!!」