今日から高校1年生!!桜井美緒!!

この春、晴美高校に入学します!


「お母さんいってきま〜す♪」


そう言って私は元気に玄関を開ける。

そう。今日は待ちに待った入学式。


「いってらっしゃい。制服良く似合ってるわ」

「えへへ///ありがとう!じゃあいってきまーす!」


─ガチャッ


私が玄関開けるのと同時にお隣さんの玄関も開いた。


「あ、おはようございます!」

「お、はよう… あれその制服…?」

「え?」

「いや、なんでもない。じゃ」


そこから姿を現したのは、お隣に住む神門悠さん。

神門さん何言いかけてたんだろうなぁ…?


「もー!美緒ーー!遅いよーーー!!」


中学校からの友達、加藤舞が私に向かって叫んだ。

あれ!?私どれだけ時間かけて歩いてんの!?

まあそんなこといいや!急がなきゃ!


「ごめん舞〜!考え事してた!」

「まったくー… ほらクラス表見に行くよ」


わっ人いっぱい!名前見つかるかなぁ…

えーっと… 桜井美緒… 桜井美緒っと…

あった!2組だ!!


「舞〜!私、2組だよ!!舞は?」

「本当!?あたしも2組!一緒だね!」


良かった… 友達が同じクラスにいて助かったよ…

神様感謝!ありがとう!


「じゃあクラスも分かったことだし体育館行こっか」

「うんっ!」


私は舞と一緒に歩き出した。