詩織が言った好きにしな、の言葉が気になってそのあとの授業もいつも通り頭に入らなかった。
何か先生に叫ばれていた気もするけど頭の中は色んなことでぐちゃぐちゃでなにも聞こえなかった。
今日は1人で家に帰る。
昨日は校門まで一緒だった詩織は今日から新しい塾に行くらしい。
詩織と一緒の高校に行きたくて頭の悪い私は必死に受験勉強をした。
もともと詩織は頭がよかったからもっと上の高校も行けたのに私のレベルに合わせてくれた。
でも大学は自分の行きたいとこに行きたいから、と最近塾に通い始めたらしい。
「いいなぁ、目標があるのって。」
そこら辺にあった石ころをコツンと蹴ってみる。
コロコロと転がって誰かと足元で止まった。
「え?あ、すみません!当たってませんか?」
走って駆け寄り声をかける。
何か先生に叫ばれていた気もするけど頭の中は色んなことでぐちゃぐちゃでなにも聞こえなかった。
今日は1人で家に帰る。
昨日は校門まで一緒だった詩織は今日から新しい塾に行くらしい。
詩織と一緒の高校に行きたくて頭の悪い私は必死に受験勉強をした。
もともと詩織は頭がよかったからもっと上の高校も行けたのに私のレベルに合わせてくれた。
でも大学は自分の行きたいとこに行きたいから、と最近塾に通い始めたらしい。
「いいなぁ、目標があるのって。」
そこら辺にあった石ころをコツンと蹴ってみる。
コロコロと転がって誰かと足元で止まった。
「え?あ、すみません!当たってませんか?」
走って駆け寄り声をかける。
