あなたと出逢って

「ふぁぁぁぁっ、」

「なーに、大きなあくびしてんの!」


授業が終わってやっとお昼!って時に大きなあくびをする私に詩織が言う。

だって…お腹空いたんだもん。

詩織に言われてぷくーっと頬を膨らまして早くお昼にしよっ!って言う。


「はいはい。相変わらず食い意地はってんねぇ。」

「ふんっ。いいんですぅ〜詩織みたいに彼氏いないから!」


詩織にそう言うと恋する乙女みたいな顔をして頬を赤く染めた。


「はぁーあ。照れちゃって。このリア充め。」

「う、うるさい!」


普段は冷静な詩織をいじれるのはこの時だけ。

実は可愛いなぁなんて思いながら詩織をいじる。