「はぁ…」



ベッドに寝転がると急に眠気が襲ってきて睡魔に耐えきれなかった私は深い眠りについた。






はっ、と目が覚めるともう朝で、制服を着たまま寝てしまったためシワシワになっていた。



「あぁ、もうほんと最悪。」


学校行くのすらめんどくさい。

お風呂も入らず寝たからお風呂も入んなきゃ…。

やることがありすぎて昨日寝てしまったことを後悔しながら制服のリボンを解いた。

今日何度目かわからないため息をついて重い腰を持ち上げ学校に行く準備をする。



「行ってきます。」


返事はない。

まだ誰も帰ってきてないのかな。

…ううん、帰ってきても返事なんてあるわけないのか。

スクバを肩にかけ紐を握りしめると頭をぶんぶんと横に振って気合を入れた。

休もうと思ってた学校だけど昨日の男の子に会えるかも、と思うと休む気などなくなった。