「「いただきまぁす♪」」


みんなで手を合わせてフレンチトーストを頬張った。


「かっちゃん!おいしいね☆」


「あぁ美味しいな☆」


ヤバい…ニヤけそう…何このシチュエーション!

2人親子みたい! 克弥先輩がパパになったら、こんな感じなのかなぁとか思っちゃた!


「どした?」


1人妄想にフケてた私は、先輩の言葉で現実世界に戻った。


『ううん!何でもないよ?』



「ねぇかっちゃん!僕、公園行きたい!」


『いいね!せっかくだしお弁当持ってちょっと遠くの動物公園まで行かない?』


私の意見に2人は、



「「さんせぇーい!」」

と声を揃えたのだった。



急いで洗濯をし、お弁当を作って動きやすい服装に着替えて克弥先輩のクルマに乗り込んだ。



しょっちゅう泊まりに来る為 先輩のクローゼットの1/3は、私の服で埋めつくされている。
他にも日用品とか色々と先輩が買い揃えてくれてるから、いつでも手ぶらで泊まりに来れちゃうようになった。



「「しゅっぱーつ!」」

またまた眞琴君と声を揃えて言った後、先輩の車は発車した。